女性から愛されない30代
29歳まで童貞だった男②ということで①の続きです。
①では女性経験がなかった20代の考え方、生活スタイルについて書きました。「30歳にもなって童貞なのはヤバい」と思い、意を決して29歳の時に初めて風俗店、「ソープランド」に行きました。②では私の30代前半の生活、風俗にはまったことから現在に至るまでを書いていきます。
「ひとりの男が童貞を卒業するまでのストーリーなんて興味ねえよ。」そう思われる方もいるかもしれません。私は自分の容姿や女性と関係を持てない性格にずっと悩んできました。「こんな悩みを持っているのは世の中で自分だけだ。」と思うほどに悩み、周りに相談できなかったのです。同じような悩みを持っている方に、「自分と同じような悩みを持ってる人がいるんだな。」その事を知ってもらう。それだけでも充分です。それが執筆の思いです。
30歳で初めて女性に好意を伝える
29歳で初めて風俗店に行き、女性と性的な関係になることができました。私の行動はただ「風俗店に行く」ということですが、女性や友人と全く関わらなくなっていた私には大きな一歩でした。
童貞卒業とほぼ同時に転職し、30代から心機一転、新しい環境で目標を持ち仕事を頑張りました。日々仕事へのモチベーションが高くなっていたので、プライベートでも女性と関わるようになって行きました。
30歳の時、仕事で知り合ったお客様を好きになりました。相手の年齢は18歳でした。この時点で私は女性と交際経験がありませんでした。風俗店で女性経験は済ませたけど、一般の女性とどのように交際すればいいかわからなかったのです。この時は私が一方的に好意を伝えました。女性に面と向かって好意を伝えたのはこの時が初めてです。この時は相手に「彼氏がいます」と言われてそれ以上関わらなくなりました。
その後仕事も成果が出て安定してきたので「結婚」も考えるようになります。共通の知人を介して女性を紹介されたり、婚活パーティにも参加するようになります。しかし、経験がないのでうまくいきません。数人と軽くやり取りした程度ですぐに諦めてしまいました。結局30代前半でも女性と交際することはありませんでした。
男性は受け身でいては女性と交際できません。一度失敗しても新たな出会いを求めて自ら行動しなければいけません。振り返るとその時は、「本当に好きになった人としか交際してはいけない」、「もっと自分が人間として成長していないといけない」等と考えすぎていました。経験がなければうまくいかないのは当たり前なので、失敗しても再び挑戦し、もっと気軽に女性と話す練習、口説くという練習をしなければいけなかったのです。
風俗にはまる
仕事もできることが多くなって忙しくなり、残業が増えいきました。ストレスも溜まっていきます。休みの日に婚活をしてうまくいかないとそれもストレスになってしまいました。休みの日に決まって行う趣味もなかった私は、風俗に行ってストレスを発散させることになるのです。
初めて風俗に行ってから数年後、風俗に行くことにどっぷりとはまる時期が訪れます。アルコール依存症とは聞きますが、風俗依存症です。風俗に行くことがやめられなくなってしまうのです。
初めての風俗に行ってからしばらくは、「また行けたらいいな」ぐらいの気持ちでした。「東京への旅行も兼ねてお金に余裕があったら行こう」と考えていました。一年に一回か二回、東京に旅行に行く時に、吉原のソープに行くのが楽しみでした。
始めは吉原のソープだけでしたが、デリバリーヘルス(デリヘル)にも行き始めます。徐々に風俗に行くことだけが休みの日の楽しみになっていくのです。会社員としての給料は徐々に上がり、風俗に使うお金も増えていきました。私が最も風俗に行った年は年間30回行っています。概ね月に3回くらいのペースです。すべて都内の風俗店に行っていたので、交通費もかかります。一回風俗に行くのに風俗代、交通費を合わせて4万円くらい使っています。計算すると年間約120万円くらい風俗で遊ぶために使っていることになります。
完全に風俗にはまっていました。依存症です。このことは正直誰にも言えませんでした。男友達にはネタとして受けるかもしれませんが、話せるような友達もいませんでした。ましてや女性や親になんか話せません。仕事は遅くまで残業して、休日は風俗に行く生活。本当に孤独でした。今も孤独ですが。(笑)
風俗に行くことを制限できるようになったきっかけ
私は再び「一般の女性と会い、女性を口説く」ようになり、風俗でしか女性と関わらない状態が改善されるようになりました。
「このまま風俗に行くことに多くのお金を使い続けていいのか?」、風俗に繰り返し行きながらもこのような疑問は持っていました。私は29歳で童貞を卒業しました。しかし、この「童貞卒業」というのは、一般の女性と関係を持ったことがない状態です。いわゆる未だ「素人童貞」という状態です。風俗以外で女性と関係を持てていないのです。風俗で女性から相手にされているのはお金を払った対価としてです。男として魅力があり、好意を持たれたからではありません。
お金を払わなければ女性から相手にされない状態は女性からモテている状態ではありません。「非モテ」です。風俗店では女性は仕事として相手をしてくれているだけなのです。
SNSなどでは婚活や恋愛活動をしている男性の取り組みを発信している人がいます。女性から拒絶されながらも、結婚するため、いい女性と出会うために活動している方がいることを知りました。そこで「女性から魅力的な男として認められなければ男として価値がない」という事に気付くのです。
身近なコミュニティだけでは女性との関わりが少ないので、出会い系アプリ、マッチングアプリなどに登録し女性と会う機会を増やしていきました。そして風俗だけに依存している状態が改善されていきました。
自己紹介まとめ
私は薄毛というコンプレックスを抱えたまま、自分に自信が持てずに人とあまり関わらない生活をしてきました。休みの日に風俗に行けば、多くの女性は優しくしてくれました。お金を払う対価としてのその場だけの愛情を買っていました。それで最初は満足でした。でも男としてはそれだけでは成長しないし、強くなれないのです。
弱い男は本当に女性から愛されることはないのです。
暗い自己紹介になりましたが、一人の男の失敗談として参考にしていただけたら幸いです。
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